新型ヴェルファイアの燃費と実燃費の差とは？真実を暴露

大胆で「押し出し感」が強い外観と、上品な上質感のあるインテリアを持つ新型ヴェルファイアは、トヨタが誇る高級ミニバンです。

 

車好きにはたまらないアグレッシブなラグジュアリー感を醸し出す車ですが、出来れば燃費もいいに越したことはありません。新型ヴェルファイアの燃費を見てみましょう！

 

新型ヴェルファイアの燃費はカタログと違う

車の燃費にはカタログ等に載っている燃費と、実際に走行した時の実燃費があり違いがあります。また、新型ヴェルファイアの場合グレードがガソリンエンジン仕様車、ハイブリット仕様車、さらに内装インテリア及びオプション等様々なグレードがあり、そのグレードによっても若干の燃費の差が出てきます。

 

ハイブリッド標準タイプの燃費

ハイブリット仕様車の方が燃費が良いのはもちろんですが、グレードによる若干の違いがあり、カタログ等に載っている燃費が最も良いハイブリット仕様のグレードは、標準タイプHYBRID X 2.5L+モーター 7人乗であり、19.4km/Lとなっています。

 

エアロタイプHYBRIDの燃費

続いて、エアロタイプHYBRID Z 2.5L+モーター 7人乗、標準タイプHYBRID V 2.5L+モーター 7人乗、エアロタイプHYBRID ZR 2.5L+モーター 7人乗、標準タイプ VL 3.5L 7人乗 が18.4km/Lの燃費となっています。

 

燃費の差が出るのは、装備の重量によります。上級グレードになると装備もより充実してその重量が若干燃費に影響しますが、リッター当たり1kmの差なので大幅な違いはありません。

 

ガソリン仕様車の燃費

ガソリン仕様車の燃費を見てみると、標準タイプ X 2.5L 8人乗、エアロタイプ Z 2.5L 7、8人乗、エアロタイプ Z”Aエディション” 2.5L 7人乗 、標準タイプ V 2.5L 7人乗が11.6km/L～12.8km/L

 

エアロタイプ Z”Gエディション” 2.5L 7人乗が11.4km/L～12.4km/L、

 

エアロタイプ ZG 3.5L7人乗、標準タイプ VL 3.5L 7人乗が10.4km/L～10.8km/L

 

標準タイプHYBRID Executive Lounge 2.5L 7人乗、エアロタイプHYBRID Ex-ecutive Lounge Z 2.5L 7人乗が10.4km/L～10.6km/L

 

となっており、ガソリン仕様車の燃費は全体として10.4km/L～12.8km/Lとなっています。

 

新型ヴェルファイアの燃費と実燃費の差はどれぐらい？

引用：https://toyota.jp/vellfire/performance/?padid=ag341_from_vellfire_navi_perf

 

実際の走行時を見てみますと、ハイブリット仕様車で一般道走行時で13km/L～15km/L程、信号機が少ない田舎道であれば、16km/L位まで伸びます。

 

高速で90kmまでの経済速度で走れば更に向上し、17km/L程になります。ただし、120km位で飛ばすと13km/L～14km/L位まで落ちてしまいますので、注意が必要です。

 

一方ガソリン仕様車の場合は、一般道で8km/L～8.5km/L程、高速で12km/L前後となっています。

 

ハイブリット仕様車の実燃費差は？

ハイブリット仕様車はカタログ数値で18.4km/L～19.4km/Lで実質燃費は13km/L～15km/Lですので、実燃費差は5km/L程となります。

 

ガソリン仕様車の実燃費差は？

ガソリン仕様車の場合はカタログ数値で10.4km/L～12.8km/Lで実質燃費は8km/L～12km/Lですので、実燃費差は2km/L強となります。実質燃費差はハイブリット仕様車の方が大きいと言えるでしょう。

 

新型ヴェルファイアの燃費は悪いの？

最高級ミニバンである新型ヴェルファイアの燃費は他の車に比べてどうなのでしょうか？気になるところですね。実際に同クラスの車と比べてみましょう！

 

ヴェルファイアVS新型エルグランド：燃費を比較

ライバル車である日産の新型エルグランドと比較してみますと、新型エルグランドにはまだハイブリッドモデルのラインナップがないのでガソリン仕様車での比較となりますが、新型エルグランドの燃費数値は、9.4km/L～10.8km/Lとなっています。

 

新型ヴェルファイアのガソリン仕様車の燃費は10.4km/L～12.8km/Lとなっています。

 

新型エルグランド＜新型ヴェルファイア

 

ということで、新型ヴェルファイアの方が新型エルグランドよりも1km/L～2km/L燃費が良いというこです。

 

さらに、新型ヴェルファイアにはハイブリット仕様車があり、燃費は18.4km/L～19.4km/Lとなっていますので新型エルグランドに対して燃費で劣ることは無いと言えるでしょう。

 

ヴェルファイアVSベンツ新型Vクラス：燃費を比較

ドイツ車の顔であるベンツ新型Vクラスと比較してみましょう！新型Vクラスはクリーンディーゼルエンジンですので、ガソリン仕様車より燃費が良く15.3km/Lとなっています。

 

新型ヴェルファイアのハイブリット仕様車の燃費が18.4km/L～19.4km/Lとなっていますのでベンツ新型Vクラスに対しても燃費はまさっています。

 

トヨタMクラスミニバンVS新型ヴォクシー

一回り小さいサイズのトヨタMクラスミニバンの燃費と比較して見ますと、人気車種である新型ヴォクシーがハイブリッド仕様車23.8km/L、ガソリン仕様車15.0km/L～16.0km/Lとなっています。

 

新型ヴェルファイアがハイブリット仕様車18.4km/L～19.4km/L、ガソリン仕様車が10.4km/L～12.8km/LとなっていますのでMクラスミニバンに比べても遜色が無い低燃費と言って良いでしょう。

 

新型ヴェルファイアの燃費向上のコツについて

カタログ数値より実燃費は落ちる場合が多いですが、口コミによると載っているオーナーの運転の仕方によっても燃費に開きがあるようです。出来るだけ経済運転をしたいものです。実際にどういった運転方法が経済運転に繋がるのか見てみましょう！

 

・荒い運転をしない。
急発進・急加速はガソリンを大きく消費してしまいます。又、エンジンにも負担がかかるので、車の寿命自体も縮めてしまいます。無理せずに、ゆっくりとした走行を心がけましょう。

 

・無駄なアイドリングをしない
長時間のアイドリングはガソリンの無駄遣いに繋がります。面倒くさがらずに必ずエンジンを止める事が燃費向上に繋がります。

 

・渋滞を避ける
加速と減速を繰り返すような状況ですと燃費が悪くなってしまいます。渋滞を避けるのは困難かもしれませんが、長期的なドライブの時は、なるべく早い時間に出発して渋滞を回避することを心がけましょう。

 

・余計な荷物は降ろす
車の中が物置みたいになっている人、いますよね！見た目的に悪いだけでなく、燃費にも悪影響を与えます。。車体は軽いほど燃費向上に繋がるので、無駄な荷物を積んで走行している方は一度見直しましょう。

 

・車のメンテナンス
燃費に影響するのが、タイヤの空気圧。タイヤの空気圧を上げることで、『ころがり抵抗』が小さくなり、よりスムーズな走行が可能になり燃費も向上します。

 

・短距離走行を避ける
冷えたエンジンを温めるのにはかなりのガソリンを消費してしまいます。ちょっと買い物に行くくらいなら、車を使わずに行ったほうが燃費向上に繋がりますよ。

 

また、ハイブリット仕様車の場合は、モーター走行を意識する事で燃費が向上します。周囲の流れに合わせて優しい運転で、モーター走行をするように意識しましょう。少しの事ですが、燃費に影響してきます。

 

まとめ

トヨタの誇る高級ミニバン新型ヴェルファイア、圧倒感のあるフロントフェイスと上質で優雅なインテリアを兼ね備えた大型車ですが、燃費性能は他社の同クラスの車両にも勝る燃費性能を持っています。優しい運転で経済運転を心がけ大事に乗りたい車です。